血液型占いを少し科学的に検証

血液型占いを少し科学的に検証

「●型っぽいから●型でしょ!?」なんて会話を日本人なら一度は聞いたことがあると思います。血液型占いを少し科学的に検証してみましょう。

日本ではA型が100人中38.2名と一番多い血液型です。日本での血液型人口は多い方からA型(約40%)、O型(約30%)、B型(約20%)、AB型(約10%)の順となっています。

全世界ではどうでしょうか、アメリカの赤十字によると米国インディアン系はO型が100名中73.8名とダントツに多く、次いでヒスパニック系、白人系と続きます。
また中国やイタリア、イギリス、ケニアなどもO型の人口が多い国となっています。

世界的にみるとO型の締める割合が多くA型が多い国はフランス、ドイツ、ハンガリーなどのヨーロッパが多いようです。他にもアメリカの黒人は100名中81.8名と驚きの割合です。

血液型は全世界にあるのだから血液型占いもあるだろうと思っていませんか?これ実は日本独特の占いで外国人に「あなた何型?」って聞くと占いよりもこの人はどうして輸血などの心配をしているのだろう?と思われるでしょう。

時としてブラッドタイプ・ハラスメント(血液型のいやがらせ)差別にもなりかねないので注意が必要です。この血液型占いはいつ頃から始まったものかご存知でしょうか。

1901年から1910年にかけてABO式の血液型が発見され、血液型と性格には関連性があるのではないかという研究が行われましたが、この時にすでに関連性が証明できないという結果が出されています。

つまり100年以上前には科学的根拠はないということが分かっていたのですが、日本では1970年以降にテレビや雑誌などで取り上げられて21世紀まで語り継がれているというわけです。

血液型占いの根拠となったのは医学的だけではなく人類学までに及びます。日本人に最も多いA型のルーツは農耕民族と言われ、たしかに日本は古来より稲作がありました。

B型はインドやウラル地方の遊牧民族がルーツと言われ、そのため気分屋という印象が生まれました。世界で最も多いO型の祖先は、狩りをして獲物の肉を食べる狩猟民族。

最も免疫力の低いAB型は、農耕民族(A型)と遊牧民族(B型)との混血から生まれた血液型でインフルエンザにかかりやすいので注意が必要です。

しかし、2014年に日本とアメリカで1万例以上の社会調査を行い統計を取った研究でも血液型と正確には関連性は認められなかったとあります。迷信ってことになってしまい、科学的根拠はないようですが話のネタとして楽しむことの方がよさそうです。